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日本一の繁華街近くで働いていたプログラマが現在は旅行に勤しんでいる日々の日記

初の中東、イスラエル入国 ( #4 )

トルコのイスタンブールを経由してイスラエルの空の玄関口、ベングリオン国際空港へ到着。予定表を見間違えていたのが、シンガポールからイスタンブールまでが異様に遠くて結構疲れた。イスタンブールでの乗り換えは激混み、かつみんな一列に並ばない。なぜ海外の人は一列に並べないのか。(だから西洋人はすぐに戦s…)また、 transfer の人々の検査が厳し様子で多くの旅行者が荷物を開けられていた。やはりトルコなどの中東諸国への入り口は厳しくしているようだ。私は何事もなく通れて一安心。イスラエルはテルアビブ(ベングリオン国際空港)行きの飛行機へ搭乗。

トルコからは2時間弱で空港に到着。到着時刻は早朝の7:00頃。到着後、入国審査へ向かう途中から異様な空気に気づいていた。それはそこらじゅうに兵士がいるのだ。警官ではない。兵士だ。兵士が機関銃を持っているのだ。日本という平和ボケした国にいるとこういう国に来た時に少しびっくりしてしまう。そして至るところでその兵士から乗客が声をかけられている。私も一人から声をかけられた。

その兵士の人は物腰やわらかそうに、「私はセキュリティのためにいくつか質問をしたいのですがよろしいですか」と。恐らく「よろしくないので先を行きます」とでも言って少しでも背を見せたら後頭部を撃ち抜かれるに違いない。もちろん即答(食い気味)で OK 。聞かれたことは一人できたのかや入国の目的など入国審査となんら変わりないようなことだった。まぁいわゆる職質なんだろうなと。

その後、やっと入国できると思ったのもつかの間、入国審査の列が長い長い。審査官がいるところが見えない。どうやら色々聞かれるようで非常に回転率が悪いようだ。このあたりは色々なブログなどでも書かれていたのでなんとなくは知っていた。他のアラブ諸国への渡航があれば徹底的に聞かれるそうだ。私の場合ははアラブ諸国への渡航経験はなかったので、目的や滞在期間などよくある質問をされるだけだった。そして入国完了。思ったより簡単(他の国と同等)だった。

入国後、ほぼ情報がないまま来てしまったのでネット経由で情報収拾するため、まずは SIM カードをゲット。今思うともう少し SIM を比べるなどしたらよかったが、疲れていたので目の前の割高 SIM に手を伸ばしてしまった( 39 ドル也)。いざ SIM を手に入れたので宿までどうやっていくのかと調べると何やら、電車とバスを乗り継ぐとか…やっかいなところを予約したものだ。電車に乗るために駅に向かい、切符を買おうとするがうまく買えない。それを見かねたイスラエル美女がどこまで行きたいか英語で聞いてくれて代わりに買ってくれた。(イスラエル人やさしい)

そして最寄りの駅まで来たので下車。下車後感じたのがこの国は暑いこと限りない。バスに乗る前に駅のベンチで一休み。 あまり観光客が利用しない駅で降りたのでイスラエル人から見た外人は私くらい。イスラエルの人々はひっきりなしに駅コンコースの kiosk的なところでパンを買っては食べている。 f:id:toms78:20170915051520j:plain
私も自販機で買った炭酸ジュースと日本から持ってきたお菓子で腹を満たす。 そうこうしながら見ていると多いのがやはり兵士。ただし勤務中の兵士ではなく、出勤?または帰宅前の兵士である。 イスラエルで兵士を見分けるのは非常に簡単。それは以下のどれかにあてはまる人である。

  • 軍服を着て、銃を所持している
  • 軍服を着ている
  • 私服で銃を所持している

イスラエルは男女とも兵役が義務なためこのよな光景が見れるのだとか。

そうこうしているうちにバスに乗ろうかと思ったが、意外にも Google Maps で調べると宿まで 2km だった。 基本的に私は歩ける距離は歩くことにしている。(『道を知っていることと、実際にその道を歩くことは、別物だ。』ってマトリックスでも言ってましたよね。文脈は全然違いますが、この言葉結構好きです)そのため大きなバックパックを背負ってあることを決意した。

入国審査で時間がかかったこと、駅で休憩していたこともあり、10 時をまわろうとしていた。 日差しも徐々にジリジリとてりつけて汗が流れてくる。 そして歩き始める。だが、飛行機の中でもずっと寝ていたためご飯を 10 時間ほど食べていないことに気づく。 何かないかと思っていると、ちょい汚い感じのファストフードっぽい店に入る。 英語のまったく通じないおじさんに指 1 本を立てて何か一つ食べさせてくれと必死に伝える。おじさんはわかったわかったと伝えてくれる。そうして出てきたのが中東で最初に食べたファラフェルだった。その時はファラフェルの存在はしらなかったが、かなりボリューミーでだが野菜もしっかりある感じで非常に美味しかった。おじさんに料金を聞くとまたヘブル語で返ってくる。恐る恐る10シュケル硬化を4枚(約 1200 円)を出すと店の奥のレジまで連れて行かれて笑顔で “12.5” という数字を見せられる。なるほど、安い。物価は日本より少し高いと聞いていたが、少なくともここは安い。
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腹いっぱいになったところでまた歩き続けてやっとこさ宿にたどり着く。宿は綺麗でもないが汚くもない。
結構他の宿泊者もイスラエルの人が多いイメージだった。ちなみに本日の宿はMilk & Honey Hostel。 この宿の良かった点、悪かった点は以下。

良かった点

  • 安い
  • バスタオル貸してくれる

悪かった点

  • 全体的に古臭い
  • 誰が従業員で誰が宿泊者かわかならい
  • 色々な場所(ターミナル、駅、市場など)

その日は近くをぶらぶらし、なぜかピザ屋さんでご飯を食べた。 30シュケルくらい。この時から感じていたが、イスラエルは都会。後日イスラエルやテルアビブ散策をして感じるのが、イスラエルは中東では珍しい先進国。イスラエルはやはりユダヤ人の国だ。それくらい都会だった。 f:id:toms78:20170915051613j:plain

夕暮れ時には街の時計台が綺麗に輝いていた。(尚、この時計台にライトアップなどは存在しない) f:id:toms78:20170915051654j:plain

こうしてイスラエルの初日は終わった。