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日本一の繁華街近くで働いていたプログラマが現在は旅行に勤しんでいる日々の日記

イスラエル出国 ( #7 )

イスラエル最終日、帰りは駅まで歩く元気がなかったのでバスで向かうことに。 宿の人が親切にバス停までついてきてくれた。というのもバスはかなり複雑で一応番号で識別はできるが、バス停がかなりややこしかったりする。そのためついてきてくれて、バスが来るまで待っていてくれた。その時、「イスラエルとその周りの国は非常に複雑な関係だけど、みんなそれぞれ自国を思ってのこと。また機会があれば他のアラブ諸国へ行くといい、そのときはまたイスラエルに戻ってきて話して欲しい」と話してくれた。陸続きで仲の悪い国同士は多数あるだろうが、ここまで四面楚歌な国はないだろうな。生きているうちはきっと彼ら自身は他のアラブ諸国へ行くことはかなわないとわかっているのだろう。世界のこういった状況を知れただけでも来た価値があった。

一路、イスラエルの出国だが、この出国が厳しい(というか長かった)。このことは有名で出国時はかならず 3 時間前に来るように言われている。 イスラエルの出国の流れは以下のようになっている。

  1. セキュリティチェック
  2. チェックイン
  3. 出国手続き
  4. 荷物検査

一見すると、1だけが多い?と思うが、実は 1 もそうなのだが、 4 がやっかいだった。

1. セキュリティチェック
まず空港に入ると、どこの航空会社を利用するかによってセキュリティチェックの窓口が異なる。そのためパスポートと搭乗する航空会社を求められる。その後のセキュリティチェックで色々と聞かれる。担当のお姉さんは優しかった。丁寧に一つ一つ質問をしてくれた。質問内容は、

  • この荷物は自分で packaging しましたか?
  • 他の人から預かっている荷物はないですか?

などの基本的なことだった。 人によってはここでも他のアラブ諸国スタンプがあれば色々聞かれるという。私の場合は、待ち時間こそ長かったが、実際は 5 分くらいで終わったように思う。ちなみに途中で英語が聞き取れない部分があったので、お姉さんが操作している PC をこちらに向けて日本語で質問がかかれた画面を見せてきた。イスラエルで日本語を見たのは初めてだったのでびっくりした。

2. チェックイン ここも基本的には他の空港と同じなのだが、なぜか私の荷物は預かってもらえず特別な X 線検査場に持っていくよう促された。あとあと知ったが、何人かに一人はランダムでそこに送られるそうだ。カバンこそ派手に開けられなかったが、 X 線を無事に通って荷物を預けることができた。(ちなみに横の白人男性はこれでもかとトランクを女性検査官にあけられたあと、終了後に早く行きな!みたいな感じであしらわれてた。どんなプレイだ)

3. 出国手続き
ここは以外とスムーズなのだが、人が混んでいる。実はチップが埋め込まれたパスポートは横の自動改札機にさえ通せば出国できるのだ(ざる)。ただし、この機械の反応が悪いこと悪いこと。係員が促すと一斉にみんな機械に走るが、一人また一人とこちらに戻ってくる。口を揃えて反応しないと言っている。あの機械で通れた人はいるのだろうか....

4. 荷物検査
ようやく最後の関門。荷物検査とはただの X 線検査だけかと思ったら、ランダムで別のルートでの検査ラインへ誘導される人がいる。私のときは約半分くらいがそっちに誘導されていたのではないだろうか。かくいう私もその別のラインだった。行くと長蛇の列ができており、 カバンをあけられ、靴を脱がされ検査される。結構厳し目に身体の隅々まで検査されるのでかなり疑われてるのかなぁと思ってしまうほど。ここは列が長く、検査も大変なので一番時間を食った場所だった。

というわけで約 2 時間たっぷりとかけて出国することができた。確かに 3 時間前にこないと遅れるわ。恐るべきベン・グリオン国際空港。帰りは是非とも時間に余裕を持って行ったほうがいいと思った(次いつ来るかまったくの未定だけど)

この後は順調に飛行機に登場し、スイス経由でスペインのバルセロナへ。実際、テルアビブからスイスへのフライトが異様に長く、結構きつかった。

スペインのバルセロナについたのは夜の 23 時ごろ。荷物のピックアップなどをしていると結局 24 時くらいになってしまい、この日はタクシーで宿まで向かうことに。大体 30 ユーロくらいだったような。ホテルに着くと陽気なお兄さんに受付をしてもらう。すると生年月日が私とまったく同じ人だったらしく、初めて会ったよーなんて言いながら意気投合。仲良くなって少し会話してホテルへ。(この日は深夜着ということでホステルではなくホテルした。というのも深夜着でホステルに行くとみんな寝ているので荷物などをゴソゴソしにくいためである)
ホテルは小さいが必要最低限のものはあり、居心地はよかった。そして今日はそのまま就寝。

今日は空港がメインだったので写真はなし。