テルアビブ散策 ( #6 )
イスラエル訪問はこの旅行の一つの目的ではあったが、ここから何をしたいというのはなかった。イスラエルは他のアラブ諸国と非常に仲が悪い。かつてはパスポートにイスラエルのスタンプがあれば他の国への入国は許されなかったというほどだ。(現在はスタンプではなく入国の際に入国証の紙を代わりにもうらうようになっている。)今はイスラエルにいるので他の中東諸国に行くためには一度トルコなどを経由しなければならない。そのためバス経由で入ることを考えた。 そこで宿の人にレバノン、ヨルダンに行きたいと行ったが、辞めておきなと言われた。 というのも、やはりイスラエルは他の国から敵対視されているらしく、他の国の人間と言えどイスラエル経由で来た人は危ないかもしれないということだった。危ないというのは命の危険とまでは行かないが、徹底的に荷物チェックされたり、長時間待たされたりといいとこはないらしい。
ということで急遽航空券をメール経由で翌日に変更してもらい、今日はテルアビブを散策することにした。得意のグーグル先生にテルアビブの観光地を聞いてみると、どうやら海が綺麗とのこと。海パンを持ってるわけではないがとりあえず行くことにする。他には大きな市場があるらしくそこもなかなかの見どころとのこと。結構テルアビブは楽しめるかもしれない。いよいよ出発。あるきながら Facebook に目を通していると、"Meet up in Israel" の文字が。自分の頭の中は ??? だったが、とりあえず調べてみるとちょうど滞在中にやっているようで、かつ宿からものすごく近い!!
というわけで Israel の Startup が集まる会場へ足を運ぶ。日本からも Samurai インキュベートが参加している関係かちらほらと日本人もいた。しかし私は何の関係者でもない。ましてや登録などもしていない。。しかしそれとなーくしているとすんなり入れた。いつものふざけた格好(短パン半袖サンダル)が意外にもここにきて馴染んでいる。しかし、発表会場などに入るのはさすがに気が引けたので軽くみて出てきた。何より朝の開場直後でまだそこまで温まっていない感じだった。
次にカルメル市場へ移動する。結構距離はあったが徒歩で 30 分ほどで到着。なかなか東南アジアちっくな感じの市場だが、道の幅が狭い狭い。そこまで声はかけられないが、決して安くもないのがイスラエルスタイル。 ちなみにイスラエルのお菓子屋さんは異様にカラフル。着色料屋さんかと見紛うくらい。お昼近くになっていたのでファラフェルでも食べようと思うが、ちょっと衛生状態的に微妙な感じだったので市場での食事は断念する。結局市場を突き抜けたところでファラフェル屋さんを見つけてたべる。うん、やっぱ何度食べても美味しいな。ちなみにファラフェルを注文すると、毎回「スパイシー?」と白いソースを片手に聞かれる。これ結構辛いので少しだけといつも答えるようにしていた。
そうしてファラフェルも食べたので、海岸線を通って変えることに。しかしこれが遠いことこの上なし。その上海岸線なので日陰もなく途中本気でクラクラし始めたときは焦った。そんなときは売店でアイスを食べるに尽きる。少し高かったが美味しかった。
イスラエル最後の夜は近くにケバブを購入し、宿で食べることに。正直この辺で肉料理には飽きていた。ちなみに、この日から日本人男性が 2 人宿泊していたけど、挨拶しても全然そっけなく会話が続かなかった。中東に来る日本人は冷たい人が多いのかな。
というわけでテルアビブを散策してしっかり歩いた一日だった。